任天堂スイッチのコントローラーの外し方|Joy-Con・プロコンの付け方も解説

任天堂スイッチを最大限に楽しむためには、Joy-Conやプロコントローラーの正しい取り扱い、特に「外し方」と「付け方」を理解することが不可欠です。TVモードや携帯モードなど、プレイスタイルに合わせてコントローラーを着脱する機会は頻繁にあります。

しかし、誤った外し方をすると、本体やコントローラーの故障に繋がる恐れもあります。

この記事では、任天堂の公式情報に基づき、Joy-Conの基本的な外し方から、Joy-Conストラップやグリップとの組み合わせ方、さらには「固くて外れない」といったトラブル発生時の安全な対処法まで、あらゆる状況に対応できる外し方を網羅的に解説します。

正しい外し方をマスターし、快適なゲームライフを送りましょう。

Joy-Conの基本的な外し方と取り付け方

任天堂スイッチのJoy-Conは、本体に取り付けて携帯モードとして、または本体から取り外してTVモードやテーブルモードで遊ぶことができます。この切り替えの際に必須となるのが、Joy-Conの「外し方」と「取り付け方」です。外し方は一見簡単に見えますが、正しい手順を踏まないと本体やJoy-Conのレール部分を傷つける原因になりかねません。このセクションでは、誰でも安全かつ確実に行える基本的なJoy-Conの外し方と取り付け方を、順を追って分かりやすく説明します。

任天堂スイッチ本体からのJoy-Conの外し方

任天堂スイッチ本体からJoy-Conを取り外す操作は、TVモードやテーブルモードでプレイする際の基本です。この外し方は非常にシンプルですが、守るべき重要なポイントが一つあります。

  1. 取り外しボタンを押す
    Joy-Conの背面の上部には、丸い「取り外しボタン」があります。まず、このボタンを指でしっかりと押します。このボタンを押すことで、Joy-Conを本体に固定しているロックが解除されます。ボタンを押さずに無理に引き抜こうとすると、ロック機構が破損する可能性があるため、この外し方の手順は必ず守ってください。
  2. 下から上にスライドさせる
    取り外しボタンを押したまま、Joy-Conを本体のレールに沿って、下から上方向へスライドさせます。力を入れすぎず、スムーズに引き上げるのがコツです。これでJoy-Conが本体から完全に取り外され、無線コントローラーとして使用できるようになります。左右のJoy-Conともに、この外し方は共通です。この簡単な外し方をマスターすれば、いつでも好きなプレイスタイルに切り替えることができます。

任天堂スイッチ本体へのJoy-Conの取り付け方

Joy-Conを任天堂スイッチ本体に取り付けることで、携帯モードでのプレイやJoy-Con自体の充電が可能になります。取り付け方は外し方よりもさらに簡単ですが、いくつか確認すべき点があります。

  1. Joy-Conの向きを確認する
    まず、取り付けるJoy-Conが左(-ボタン側)か右(+ボタン側)かを確認します。本体の左右のレールとJoy-Conの向きを合わせます。逆向きには構造上取り付けられないため、間違う心配はほとんどありません。
  2. 上から下にスライドさせる
    本体の側面にあるレールにJoy-Conを合わせ、上から下方向へ「カチッ」と音がするまでスライドさせます。この「カチッ」という音が、正しくロックされた合図です。音がしない場合、奥までしっかり差し込めていない可能性があります。中途半端な状態だと、プレイ中に外れてしまう危険があるため、必ず音がするまでスライドさせてください。一度本体に取り付けると、そのJoy-Conは本体に登録され、次回以降は外し方を実行して取り外しても無線で接続されるようになります。

Joy-Conストラップの外し方と取り付け方

Joy-Conを本体から外して単体で使う際、Joy-Conストラップを取り付けると、より持ちやすく安全にプレイできます。このストラップの取り付け方と外し方は、Joy-Con本体の着脱とは少し手順が異なります。特に外し方を間違えると、ストラップやJoy-Conのレールを破損させる原因となるため、正しい手順をしっかり覚えましょう。このセクションでは、安全なストラップの付け方と外し方、そして多くの人が困る「逆向きに取り付けてしまった」場合の特別な外し方についても解説します。

Joy-Conへのストラップの正しい取り付け方

Joy-Conストラップを正しく取り付けることで、プレイ中の落下を防ぎ、SL/SRボタンも押しやすくなります。以下の手順で安全に取り付けましょう。

  1. 向きを確認する
    Joy-Con本体とストラップの「+」マークまたは「-」マークが一致するように向きを合わせます。Joy-Con(L)には「-」マーク、Joy-Con(R)には「+」マークが印字されています。
  2. スライドロックを解除する
    ストラップの下側についているグレーの「スライドロック」が、下にさがっている(ロックが解除されている)ことを確認します。ロックされたままだと、レールにはまりません。
  3. レールに沿ってスライドさせる
    Joy-Conのレールにストラップを合わせ、上から下にスライドさせます。本体に取り付ける時とはスライド方向が逆なので注意しましょう。
  4. スライドロックをかける
    ストラップが奥までスライドしたら、スライドロックを上に押し上げてロックします。これでストラップがJoy-Conから不意に外れるのを防ぎます。最後に、手首に通してからストッパーを調節すれば、取り付けは完了です。この手順を守ることで、安全な外し方にも繋がります。

Joy-Conからのストラップの正しい外し方

Joy-Conストラップの外し方は、取り付けた時と逆の手順で行いますが、一つ非常に重要な注意点があります。それは「Joy-Con背面の取り外しボタンは押さない」ということです。

  1. スライドロックを解除する
    まず、ストラップの下側にあるスライドロックを下に押して、ロックを解除します。このロックを解除せずに無理にスライドさせようとすると、スライドロック機構が破損する原因になります。安全な外し方の第一歩は、必ずロックを解除することです。
  2. Joy-Conを下にスライドさせる
    ロックを解除したら、Joy-Con本体をストラップのレールに沿って、下方向へスライドさせて取り外します。この際、Joy-Con背面の丸い取り外しボタンを押す必要は一切ありません。本体からの外し方と混同してこのボタンを押してしまう人がいますが、ストラップの外し方では不要な操作です。この正しい外し方を実践すれば、パーツに余計な負荷をかけることなく、スムーズにストラップを取り外すことができます。

【緊急対処】逆向きにつけたストラップの外し方

「Joy-Conストラップを逆向きに付けてしまい、外せなくなった」というトラブルは、意外と多く発生します。逆向きに付けるとロックが固くかかり、通常の外し方ではびくともしないことがあります。しかし、無理やり力ずくで外そうとすると、Joy-Conやストラップのレール部分を完全に破損させてしまう危険性が非常に高いです。

このような緊急事態に陥った場合、任天堂が公式に公開している対処法動画を参考に、以下の手順で慎重に外し方を試みてください。

  1. スライドロックを完全に下げる
    まず、ストラップの下部にあるスライドロックを、指の爪などを使ってゆっくりと、しかし確実に一番下までスライドさせ、ロックを完全に解除します。逆向きに付いているため、この操作が固い場合がありますが、少しずつ力を加えてみてください。
  2. 慎重にスライドさせる
    ロックが解除されたら、Joy-Conをゆっくりとレールに沿ってスライドさせます。この時も固いことが多いですが、少しずつ揺すったり、角度を変えたりしながら、焦らずに力を加減してください。

この特別な外し方でも外れない場合は、それ以上無理な力を加えるのはやめましょう。無理な操作は高確率で破損につながります。自力での外し方が困難だと判断した場合は、任天堂のサポートや修理専門業者に相談することをお勧めします。

【トラブル解決】Joy-Conが外れない時の対処法

長年使っている任天堂スイッチで、「Joy-Conが本体から外れない」というトラブルが発生することがあります。取り外しボタンを押しているのにびくともしない、途中で引っかかって抜けないなど、症状は様々です。このような時、焦って無理やり引き抜くという外し方は絶対に避けるべきです。本体側のスライドレールやJoy-Con内部のパーツを破損させ、より高額な修理が必要になる可能性があります。このセクションでは、Joy-Conが外れなくなる原因を解説し、安全に試せる外し方の手順、そして自力で解決できない場合の修理相談先について詳しく説明します。

Joy-Conが固くて外れない原因

Joy-Conが固くて外れなくなる原因は、主にJoy-Con側か本体側のスライドレール部分にあります。正しい外し方を試す前に、考えられる原因を理解しておきましょう。

  • ロック部品の摩耗・破損: Joy-Conを本体に固定しているのは、Joy-Con内部にある「バックルロック」と呼ばれる小さな爪状の部品です。この部品は、着脱を繰り返すことで経年劣化により摩耗したり、プラスチック製のため落下などの衝撃で破損したりすることがあります。摩耗や破損によってロックが正常に解除されなくなり、外れなくなるケースが最も一般的です。
  • スライドレールの変形・破損: 本体側またはJoy-Con側の金属製のスライドレールが、落下や強い圧力によって変形してしまうと、Joy-Conがスムーズにスライドできなくなります。無理な外し方を試みた結果、レールが曲がってしまうこともあります。
  • ホコリやゴミの詰まり: レール部分にホコリや小さなゴミが詰まることで、スライドの妨げとなり、動きが固くなることがあります。

これらの原因を特定するのは難しいですが、特に長期間使用している場合や、過去に本体を落とした経験がある場合は、部品の劣化や破損が原因である可能性が高いと考えられます。

無理やりはNG!安全な外し方の試行手順

Joy-Conが外れないからといって、力任せに引き抜くのは絶対にやめてください。まずは以下の安全な外し方を落ち着いて試してみましょう。

  1. 取り外しボタンを再確認する
    基本に立ち返り、Joy-Con背面の取り外しボタンが、カチッと音がするまでしっかりと奥まで押せているか確認します。ボタンが完全に押されていないとロックは解除されません。
  2. 左右に軽く揺すりながらスライドさせる
    取り外しボタンをしっかりと押したまま、Joy-Conを上方向にスライドさせます。この時、固くて動かない場合は、左右に本当にごくわずかに揺すりながら、ゆっくりと引き上げてみてください。内部でロックの爪が微妙に引っかかっている場合、この動作で外れることがあります。
  3. 一度差し込み直してみる
    もしJoy-Conが少しだけ動く、あるいは途中まで抜けて引っかかっている場合は、一度完全に奥まで差し込み直してから、再度外し方を試してみてください。これも、引っかかりの位置をリセットする効果が期待できます。

これらの手順を試しても全く動かない場合は、内部で部品が深刻な破損を起こしている可能性が高いです。これ以上の自力での外し方は、被害を拡大させるだけかもしれません。

故障した場合の修理相談先

安全な外し方を試してもJoy-Conが外れない場合や、無理に外そうとして破損させてしまった場合は、専門家による修理が必要です。主な相談先は以下の2つです。

  • 任天堂公式サポート
    最も安心できる選択肢です。公式サイトからオンラインで修理を申し込むことができます。ただし、修理内容によっては本体の初期化、つまりセーブデータが消去される可能性がある点には注意が必要です。また、修理には一定の期間がかかります。
  • 民間の修理専門業者
    「ゲームドクター」のような、任天堂スイッチ専門の修理業者も存在します。これらの業者の多くは、データを消さずに修理を行うことを強みとしています。例えば、本体側のスライドレールが破損し、配線が切れてしまったような場合でも、部品交換で対応可能です。郵送での修理に対応している業者が多く、メーカー修理よりも迅速に対応してもらえる場合があります。ただし、一度非正規の業者で分解・修理を行うと、以降はメーカーの保証や修理が受けられなくなる可能性があるため、その点は理解しておく必要があります。

どちらに依頼するにしても、まずはウェブサイトから見積もりや症状について相談してみることをお勧めします。無理な外し方で状況を悪化させる前に、プロに任せるのが賢明な判断です。

任天堂スイッチ プロコントローラーの接続・解除方法

任天堂スイッチ プロコントローラーは、Joy-Conのように本体のレールに直接取り付けるタイプではありません。そのため、物理的な「取り付け方」や「外し方」という概念はなく、無線または有線で本体と接続(登録)して使用します。ここでは、プロコントローラーを初めて使う際の登録方法と、登録情報を管理する方法について解説します。

登録方法:

  1. USBケーブルで接続: プロコントローラーに付属のUSB充電ケーブルを使って、任天堂スイッチドックのUSB端子とプロコントローラーを接続します。
  2. 電源を入れる: 本体がTVモードの状態で電源を入れると、プロコントローラーが自動的に本体に登録(ペアリング)されます。

一度登録すれば、次回以降はケーブルを外した無線状態で、プロコントローラーのいずれかのボタンを押すだけで本体に接続できます。

登録の解除:
コントローラーの登録情報をリセットしたい場合は、HOMEメニューの「設定」→「コントローラーとセンサー」→「コントローラーとの通信を切る」を選択することで、プロコントローラーを含む全ての無線コントローラーの登録を一度に解除できます。

まとめ:コントローラーの正しい外し方をマスターしよう

この記事では、任天堂スイッチのJoy-Conに関する様々な「外し方」と取り付け方を解説しました。

  • 本体からの外し方: 背面の「取り外しボタン」を押しながら、下から上にスライド。
  • ストラップの外し方: 「スライドロック」を解除し、上から下にスライド(取り外しボタンは押さない)。
  • トラブル時の外し方: 無理やりは絶対にNG。安全な手順を試し、ダメなら専門家に相談。

これらの正しい外し方を理解し実践するだけで、コントローラーや本体のレールを破損させるリスクを大幅に減らすことができます。特に、ストラップの外し方や、逆向きに取り付けてしまった際の対処法は、知っているか知らないかで大きな差が生まれます。日々の何気ない操作だからこそ、正しい手順を身につけ、大切な任天堂スイッチを長く、快適に楽しんでいきましょう。

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